世界(せかい)のまぐろの漁獲量(ぎょかくりょう)

世界中で漁獲されているまぐろの60%以上はキハダです。

①世界中で漁獲されているまぐろの60%以上はキハダです。キハダは、あっさりした味わいなので、お刺身用として使うこともありますが、世界的には、ツナ缶の原料として使われることの多いまぐろです。

②世界で2番目に多く漁獲されているまぐろ類はメバチです。きれいな赤身でお刺身にむいています。メバチは、刺身用に流通しているものに限定すれば、キハダをぬいて一番多いまぐろで、スーパーなどで見るまぐろのお刺身は、たいていがメバチです。

③お寿司屋さんなどで人気の「ビンチョウ」や「ビントロ」などとよばれる色の白っぽいまぐろはビンナガです。日本では、一本釣り漁業やまぐろ延縄漁業で漁獲されています。

④日本近海で漁獲されている太平洋クロマグロは、「大間のまぐろ」などテレビや雑誌で話題になりますが、まぐろ類の総漁獲量に占める割合は、1.3%にすぎません。

⑤大西洋クロマグロは、日本の遠洋まぐろ延縄漁船が漁獲しているまぐろで、脂がのっていて、まぐろ類全体に占める漁獲量も1.2%と少ないので、高級魚として珍重されています。

⑥ミナミマグロは、南半球で漁獲されるクロマグロに似たまぐろです。おいしいトロがとれ、漁獲量が少ないので、日本では、クロマグロにつぐ高級魚として、お刺身や寿司などにして食べられます。