日本人と外国人の割合
遠洋まぐろ延縄漁船の乗組員は、20~23名でそのうち日本人は6~7名、
残りはインドネシア人などの外国人船員です。
1年にも及ぶ長い航海の中でも、船の油を補給したり、
食糧などを船に積むために、海外の港に入ることもあります。
例えば、スペインのカナリア諸島のラスパルマス港や、
美味しいワインで有名な南アフリカのケープタウンなどです。
海外の港に行くことが出来るのも、遠洋マグロ延縄漁船の大きな特徴であり、
魅力でもあります。
遠洋マグロ延縄漁船では、
同じ船の中での共同生活なので外国人も含め、
乗組員のみんなが仲良く、協力し合わなければなりません。
1人でもわがままを言うと、他の乗組員にまで迷惑をかけてしまうからです。
船の中には、乗組員たちが休んだり寝たりする部屋のほか、
食堂やトイレ、風呂、洗濯機などがあり、海水から飲み水を
作り出す機械までも備え付けられています。
乗組員たちは、自分のベッドへテレビやDVDプレーヤー、
パソコン、本、マンガなどを持ち込んで、操業や、
漁具などの点検・整備、船内の掃除などがない時などは、
それぞれ本やマンガを読んだり、音楽や映画をみたり、
お酒を飲んだりして、楽しんでいます。
船には、乗組員の食事を作るコック長(司厨長)も乗っていて、
乗組員みんなの食事を作っています。