「遠洋まぐろ漁船が入港する港(ラス・パルマス)」

今回は、ラス・パルマス港のご紹介をしましょう!

スペイン王国の本土から南南西の北大西洋に位置する、7つの島からなるカナリア諸島。
一年中暖かく乾燥した夏の気候をし、北欧諸国・ヨーロッパ各国から避暑・避寒地として、
観光客にとても人気の島々です。
その中でも、グラン・カナリア島のラス・パルマス港は、
日本の遠洋まぐろ延縄漁船が大西洋のまぐろを獲る時に補給基地として寄る港で、
クロマグロや本鮪の名前で知られる一つの「大西洋クロマグロ」を獲る、
日本のマグロ船が数多く寄港します。

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ラス・パルマス港 日本のマグロ漁船の歴史

その歴史は古く、1960年代頃から始まり、最盛期の1970年代には、
トロール船等も合わせ、延べ500隻に上る日本籍船が寄港していた程です。
当時は、日本人船員の為の保養施設や子供の為の日本人学校まで有った程で、
両国の経済を支え合っていたんですね~。
現在は、各国の経済水域拡大により漁船も徐々に減少・撤退し、
日本のマグロ船も減りましたが現在も入港しており、とても大事な港となっております。

 

 

 

 

ヨットハーバー

このグラン・カナリア島には、漁船だけでは無く、
ヨットも停泊出来るヨットハーバーも有って、その風景はとても美しいです。
余談ですが、ヨットの事を英語で「yacht(ヨット)」と書きますが、
スペイン語では「yate(ヤテ)」と書きます。
また、スペイン語は英語をローマ字読みする事も多々あり、
英語の「yacht」を“ヤッチ”と発音する人もいます。

他国の文化や人と接することで、自分の世界観もグッと広がりますね!
日本の遠洋まぐろ延縄漁船に乗っている方々は、世界各国の文化・人と接しているので、
とても博識の方が多いと感じます。 これも、まぐろ船に乗る魅力の1つですね!

かつお・まぐろポータル事務局 鹿島