「乗組員ファースト」の最新型遠洋まぐろ漁船
もうかる漁業創設支援事業の日本かつお・まぐろ漁業協同組合が設置する遠洋かつお・まぐろ漁業プロジェクト協議会の改革計画に基づいて、宮城県気仙沼の勝倉漁業株式会社が新たに建造されました、「乗組員ファースト」の最新型遠洋まぐろ漁船です。
改革計画は、「乗組員ファースト」をメインコンセプトに、船員の船内における居住空間の確保、航行や操業中の安全対策、労働作業の効率化と省力化に取り組んだものとなっています。
労働作業の効率化・省力化
居住環境は、ILO基準を満たす船員の居住空間の確保や航海中の楽しみの一つである乗組員の食事のためのチルド野菜保管庫の設置等、航行・操業中の安全対策は、乗組員のさらなる安全のためのセーフティールーフ甲板の採用、監視カメラの設置、オールウェザー型波除け構造等、労働作業の効率化・省力化は、上甲板へまぐろの餌の餌庫を新設し縦型コンベアを導入しての餌箱移動作業の大幅な乗組員の労力の効率化・省力化、トヨタ自動車の協力を得ているまぐろ延縄漁業カイゼン検討会の成果である、100㎏のマグロを船員が楽に動かせる気仙沼スロープの導入等を行っています。
第127勝栄丸のご安航と大漁を祈っています。
また、ウェザールーティングシステム採用等による燃油使用量の省エネ化やトリポール・トリライン等によるまぐろ資源への配慮等の取組を行い、実証していきます。
勝倉社長、重文字漁労長、これらの成果が出せるよう3年間しっかりと取り組んで参りますので、引き続きよろしくお願いします。
第127勝栄丸のご安航と大漁を祈っています。
指導部 平原