全国鰹鮪近代化促進協議会の令和元年度通常総会
全国鰹鮪近代化促進協議会の令和元年度通常総会の
開催おめでとうございます!
促進会は12月6日に通常総会を開催し、
臼井会長は令和元年度の取組みについて
1.IUU漁業対策
2.後継者対策
3.差別化対策
4.食育への取り組み
5.SDGsへの取り組み
5つの課題を重点に取り組むとして、
事業計画を明らかにしました。
全国鰹鮪近代化促進協議会の令和元年度5つの事業計画(1/2)
1.IUU漁業対策
本年6月に開催されたG20大阪サミット首脳宣言 第40番に、IUU漁業撲滅のためのコミットメントが盛り込まれた。促進会としても、これを形あるものにすべく、この首相宣言に対して
全面的にバックアップをしていくべきと考える。ついては、昨今の冷凍運搬船による水揚げの遅延、超低温冷蔵庫の満庫状態、ならびに魚価低迷の元凶とも言えるIUU漁業による漁獲物の本邦水揚げを阻止するために、我が国政府および関係機関に対し、厳格なる輸入管理の徹底を強く働きかけていく。
2.後継者対策
乗組員も年々高齢化が進み、海技免状取得者も近年大幅に減少しつつある。もはやこのままでは近い将来、労務倒産を起こしかねない状況にもなってきている。
遠洋かつおまぐろ漁業の魅力を伝えるとともに、若手乗組員が集まりやすい環境を整えつつ、引き続き新規就業者の育成、ならびに募集活動を行っていく。また、外国人資格者の導入についても、関係機関に対し理解協力を求めていく。
全国鰹鮪近代化促進協議会の令和元年度5つの事業計画(2/2)
3.差別化対策
国産と輸入品、天然と養殖との差別化を図り、国産天然の価値を高める活動を行っていく。来年夏には東京オリンピックも控えている。来るオリンピックに向けて、国産天然の価値をより多くの方々に知っていただく活動を行っていく。
4.食育への取り組み
一般消費者や子供たちに、食の大切さや、漁業の大切さを伝えるとともに、遠洋かつおまぐろ漁業への理解を深めていただき、国産天然かつおまぐろの消費拡大へと繋げていく
5.SDGsへの取り組み
持続可能なかつおまぐろ漁業を目指し、限りある水産資源、そして伝統ある日本のかつおまぐろ漁業をどのようにして次の世代へと繋げていくか、会員のみなさまと共に、考え行動をしていく機会を作っていく。
かつおまぐろぽーたる事務局 佐藤