クロマグロとミナミマグロ
クロマグロ(Bluefin Tuna)
大西洋、地中海、日本近海で漁獲され、成長すると体長3m、重さ400kgにもなります。海面近くを泳いでいるマグロを船から見おろすと黒い影のように見えることからこの名前が付けられました。本マグロとも呼ばれる高級魚です。
ミナミマグロ(Southern Bluefin Tuna)
オーストラリア、ニュージーランド、ケープタウン沖などの南半球に生息し、体長2m、重さ150kgに成長します。インド沖で多く漁獲されることから、インドマグロとも呼ばれ、クロマグロと同様に高級魚として人気のマグロです。
メバチとキハダ
ビンナガとカツオ
ビンナガ(Albacore)
体長は1mほどの小型のマグロで、生息域はメバチやキハダと重なります。成長すると胸ビレが長くなるのが特徴で、「ビントロ」、「トロビンチョウ」の名前でも知られている、人気のマグロです。
カツオ(Skipjack)
世界中の海に広く分布し、南方水域では、1年中漁獲されています。腹側に濃青色のしま模様が入っている(生きている時はしま模様はありません)のが特徴です。「堅魚(かたうお)」と呼ばれていたものが転じてカツオになったと言われています。
メバチ(Bigeye Tuna)
赤道をはさんだ温帯水域に広く生息しています。私たちがスーパーの刺身コーナーで最もよく目にするマグロで、体長2m、重さ150kgに成長します。目玉が大きいことから、英語圏ではビッグ・アイ・ツナと呼ばれてます。
キハダ(Yellowfin Tuna)
メバチと生息域が重なる熱帯性のマグロで、体色が黄色味を帯びていることが特徴です。体長2m、重さ100kgに成長します。脂が少ないあっさりとした味わいなので、カルパッチョなどでも食べられますが、世界的には缶詰の原料として使われることが多いマグロです。